<Header>
<Author: 杜甫>
<Title: 曲江二首其一>
<Format: 七言律詩>
<Year: 2000>
<BookName: 校注唐詩解釈辞典>
<Translator: 松浦友久>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 曲江二首（きょくかうにしゅ）　其（そ）の一（いち）>
<BookPage: 308-312>
<UsedPage: 5>
<Feature: 1, 2, 4>
<End Header>
<Poem>
一片花飛減卻春，
風飄萬點正愁人。
且看欲盡花經眼，
莫厭傷多酒入脣。
江上小堂巢翡翠，
花邊高冢臥麒麟。
細推物理須行樂，
何用浮名絆此身。
<End Poem>
<Translation>
たったひとひらの花が飛んでさえ、春の楽しさにはかげりがさす。ましてや無情の風が数知れぬ花びらを吹き散らすとなれば、まことに人の心を悲しませずにはいない。
が、$それも自然の摂理とあれば仕方が無い$、今はしばらく、散り尽くそうとする花々が眼前に降るのを眺めつつ、度を越えた量の酒が喉を下っても委細かまわぬとしよう。
見れば曲江のほとりのあずまやは荒れ果てて、かわせみが巣をかけており、芙蓉苑の近くにある大きな墓は世話をする人も無く、麒麟の石像が倒されたままになっている。
ものごとの道理をつくづく考えるに、人生とは楽しく愉快に過ごすに限る。はかない世俗の名声のためにこの身を束縛している必要など、どうしてあるものか。
<End Translation>
<Formatted Translation>
たったひとひらの花が飛んでさえ、春の楽しさにはかげりがさす。
ましてや無情の風が数知れぬ花びらを吹き散らすとなれば、まことに人の心を悲しませずにはいない。
が、$それも自然の摂理とあれば仕方が無い$、今はしばらく、散り尽くそうとする花々が眼前に降るのを眺めつつ、度を越えた量の酒が喉を下っても委細かまわぬとしよう。
見れば曲江のほとりのあずまやは荒れ果てて、かわせみが巣をかけており、
芙蓉苑の近くにある大きな墓は世話をする人も無く、麒麟の石像が倒されたままになっている。
ものごとの道理をつくづく考えるに、人生とは楽しく愉快に過ごすに限る。
はかない世俗の名声のためにこの身を束縛している必要など、どうしてあるものか。
<End Formatted Translation>